ぱうぜにて

jazz cafe viertel pauseのマスターは職人仕事が大好きで、こだわりは尋常ではない。

毎年夏になると東北へ旅立ち、漆器をはじめとする工芸品を作る職人を訪ね前年注文していた品を受け取りに回る。

特注の本漆の重箱で焼肉飯を食べたり、お冷が樽の技法で作られた木製コップだったりするのがここでの日常。

マスターの言うところの「下世話なナポリタン≪典型的喫茶店仕様スパゲティー(麺はアルデンテなんかじゃなく、あえて伸びたやつ使用)≫を食するのは、本漆の器なのは当然として、フォークまで特注の漆塗り。このミスマッチがここでは妙に自然に感じるほど慣れてしまっている自分がいる。

 

※写真はビールを飲むとついてくるナッツの入ってくる器。削り出した木目が気に入っている。左は樽の技法で作られたコップ、右は鉄器の灰皿

梅干しのリメイク中
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